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実は身近な素材「OPP」と「CPP」の違いを解説します!

OPPとCPPって何!?

OPP」「CPP」と聞いて、なんのことだかわかりますでしょうか?
どちらも私達の身近なところで使われている、フィルムの素材なんです。
 
皆さんの近所のスーパーや百貨店で、おかきや菓子パンなどが透明の袋に入れられて販売されているのを見たことがあると思います。
そのような袋の中にはOPPやCPPで作られている袋も結構多いんですよ。
 
またポリ袋やダイレクトメールを入れる透明な袋、ブックカバーの素材などにもOPPを素材に作られている物が多くあり、食品包装から産業界まで幅広く活躍しています。
そんなOPPとCPPですが、すでにご存知の方でも両者の違いについては、よくわからないという方もいらっしゃるかもしれません。

 
そんな方は必見です!
今回は「OPPとCPPとは何か?」から「それぞれの比較」まで、詳しくご説明していきます。

OPPとCPPの特徴について


まずはOPPとCPPの特徴について解説します!

OPPとは?

OPPとは、Oriented Polypropylene(二軸延伸ポリプロピレン)の略です。
原料であるポリプロピレンを、二軸(タテ・ヨコの二方向)伸ばしてフィルムにしています。
二軸に引っ張っているので、フィルムに腰があり、防湿性・透明度に優れているのが特徴です。
 
触るとパリパリした感触で強度がある一方、切れ目を入れてから引っ張るとス~っと割くことができます。
防湿性に優れているため、おかきやせんべいなど米菓のような吸湿しやすい食品包装によく使われています。
透明度が高いので、商品の見栄えが良いという特徴もあります。
 
また短納期、低価格で制作できるのもOPPのメリットです。
高い耐久性、耐熱性などの特殊条件を要求されない用途では、OPPで充分対応できます!

CPPとは?

CPPとは、Cast Polypropylene(無延伸ポリプロピレン)の略称です。
OPPがポリプロピレンを二軸に延伸しているのに対して、CPPは無延伸フィルムなので引っ張ると伸びる性質があります。
触るとなめらかで柔らかい感触です。
 
OPPと比べるとやや透明性が劣りますが、高温レトルト用途ではCPPが独壇場となっています。
主にラミネートの際の接着や補強に使う素材として用いられています。

ラミネート
フィルムとフィルムを貼り合わせる工程です。
それぞれのフィルムの特性を活かし、欠点を補い、長所を活かすことで内容物の条件に合った食品包装袋が出来上がります。
OPPとCPPのラミネート品では、低コストで袋の制作が出来ます。

OPPとCPPの違いを比較してみよう!

上記では、OPPとCPPとは何かについて説明してきました。
それぞれの特徴を簡単にまとめると、下記の表のようになります。

OPP CPP
長所 ★腰、光沢がある
★透明性・防湿性が優れている
★ヒートシール性・防湿性
★OPPより劣るが透明性◯
★耐摩擦性に優れている
短所 裂けやすい 耐寒性が悪い
納期 最短 比較的早い
金額 経済的で安い 経済的で安い
印刷のノリ
耐衝撃性
水物適性
使い方 表基材 裏基材
  • 透明性:フィルムの透明度が高く、中の食品がよりクリアに見える。
  • 防湿性:湿気を防ぐ性質。
  • 耐摩擦性:摩擦で擦れ、フィルムに穴が空くのを防ぐ性質。

OPPとCPPを組み合わせれば、透明度抜群!

上記ではそれぞれの特徴を挙げましたが、実はOPPもCPPも単体では袋にはならないんです。
このOPPとCPPを張り合わせることで、お互いの特徴を活かした袋に仕上がります。
 
この2つの素材をラミネートした袋はOPCPラミネート袋と呼ばれ、外側には透明度が高く防湿性の高いOPPを使用し、内側にはなめらかで耐摩耗性の高いCPPを使用して作られます。
それぞれの特長を活用した袋なので安価かつ透明性も抜群です。

OPCPラミネート以外の袋

まずこちらはOPCPのラミネートではない袋です。
透明感はないですが、しっかりしてそうな袋ですね!

OPCPラミネート袋

そして上がOPCPを張り合わせたラミネート袋です。
透明感が抜群で中身の商品がクリアに見えますが、厚みは薄そうですよね!
 
この2つを比べてみると…

このように見た目のクリアさが違うのがお分かりでしょうか?
OPCPのラミネート袋が人気なのは、こうした要因もあるかもしれませんね!

OPPとCPPの特徴まとめ

いかがだったでしょうか?
レレカへのお問い合わせでも「OPPとCPPとは何か?」また「それぞれどんな性質があるの?」という方が多かったので、今回の記事を書いてみました。
OPPとCPPについて、少しでも特徴が伝わりましたでしょうか?
 
簡単にまとめると、パリパリした手触りで切り口から引っ張ると裂けやすい性質があり、袋の表側になるのがOPPです。
食品包装ではOPPは単体では袋に出来ないので、ヒートシール性のあるOPか、パートコート糊を印刷したパートコートOPと呼ばれるものを使って袋にします。
また柔らかく、柔軟性が特徴で、袋の内側に使われるのがCPPです。
どちらも安価で短納期です!
 
食品袋はフィルムによって性質や特徴があるので、袋に入れるものによって材質を変えなければいけません。
今回ご紹介したOPとCPのラミネート品では、安価で米菓、焼菓子、ナッツ類、珍味などが用途のものに使用されます。
しかし、漬物などの水物を袋に入れる場合は、OPPCPPのフィルムでは相性が悪いので、ナイロンポリのフィルムを使わなくてはいけません。
このように食品包装袋は奥が深いです!
 
今、食品袋の制作を考えているけど、どうしたらいいかわからないという方は一度レレカまでお問い合わせください。
「なかにこんなものを入れたい」「サンプルを見てみたい」というご要望、ご相談にも食品袋のプロがお答えいたします!
 
オリジナル袋だけでなく、既製品なども豊富に取り揃えております。
お客様に合ったご提案をさせて頂きます。ぜひお気軽にお声がけください。

【番外編】JIS記号と材質

さて、ここからは番外編で「JIS記号と材質」のお話をします。
 
よく商品の包装に「PE」や「PP」と記載されているのを、見たことがありませんか?
これは「JISマーク」と呼ばれています。

JIS(日本工業規格)
製品の種類・寸法や品質、性能、安全性、それらを確認する試験方法や、要求される規格値などを定めており、生産者、使用者・消費者が安心して品質が良い製品を入手できるようにするために用いられている。

JISマークわかるかな?クイズ〜!

突然ですがここで問題です!
次の①~⑥のJISマークについて、何を表しているかわかりますでしょうか?
例)PE → ポリエチレン のように回答してください。

①P
②PET
③M
④PP
⑤PS
⑥PA

 
制限時間は1分です!(短い!?)
 
わからない方にヒントです。
それぞれのアルファベットは、各素材の頭文字をとっています。
例)ポリエチレン(PolyEthylene)のPとEをとってPEです。
 
さて、お分かりになりましたか?
少し難しかったかもしれませんね!
 
では答え合わせです。
 

答え
①P Paper:紙
②PET PET:ペット
③M METAL・メタル
④PP PolyproPylene・ポリプロピレン
⑤PS PolyStyrene・ポリスチレン
⑥PA PolyAmide・ポリアミド(ナイロン)

どうでしたか?
6つ全部わかった方、全部わからなかった方、PETだけはわかった!という方もいるかも知れません(笑)
 
ちなみにPPはOPPとCPPの説明にも書いていましたが、気づきましたか?
またPP・PS・PAなどの細かい説明は、次回以降の記事で随時説明していきますね!
 
今回紹介したこれらの記号は、食品袋の裏などに記載されているので、家にあるものでも買い物に行ったときにでもちらっと見てみてください〜!
以上、番外編「JIS記号と材質」のお話でした。